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UAEにおける現代的銀行業の発展

・1975年までに銀行が29行(うち地場銀行7行)、銀行支店は159まで拡大。
・1984年までに、合併・買収で銀行制度を合理化したにもかかわらず、24の地場銀行、3つの限定ライセンス銀行(現地通貨預金を扱うことができない)と28の外国銀行、および3つの投資銀行が存在。
・1986年には、48の地場・外国銀行がUAE国内で275の銀行支店(アブダビとドバイはそれぞれ約120支店、シャルジャは40支店)で営業。

・図6.2:貯蓄預金と定期預金は1981年から1988年に2倍のDh450億以上に拡大したのに対して、要求払い預金はDh100億未満で安定。

・図6.3:商業銀行は外国資産を重視していた。1988年までに総資産の55%が外国資産。

・1980年代の特徴の一つとして、銀行総貸出に占める政府部門の比率が増加していること。1980年の8%→1988年に21%。←銀行が連邦政府債を保有する義務、連邦政府の借り入れ需要の増加が要因。→1981年以降UAEは財政赤字(図6.6)。特にドバイが深刻。
・1980年代の銀行規制の変化は、外国銀行に対する国内銀行の立場を強化するもの。国内銀行はリテール部門で独占的な立場、ホールセール部門でも市場シェアを拡大。外国銀行は投資銀行部門と海外金融業務に集中していた。

【参考文献】
Presley,John R. and Rodney Wilson[1991]“The United Arab Emirates,”Banking in the Arab Gulf, Macmillan Academic and Professional Ltd.,pp.112-124.


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じゅん

Author:じゅん
中東経済、企業金融が専門の研究者。UAE・アブダビから帰国しました。
Researcher:Middle Eastern Economy, Financial Development, and Islamic Finance
باحث: الاقتصاد في الشرق الأوسط، التنمية المالية، والتمويل الإسلامي.

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